2018年6月28日
平成30年6月20日、「ふるさと教育(地域医療)」と「キャリア教育(自分の進路を考える)」の一貫として吉賀町立六日市中学校にて重冨雄哉医師による特別授業が行われました。この特別授業は7年前から行っており、生徒の皆さんに地域医療を考えてもらうことで、これからの進路を考える時のヒントになればという思いから毎年行われています。
重冨先生は、六日市小学校3年生まで旧六日市町に住んでおられ、生徒達の先輩になります。重冨先生の専門科は自身で「吉賀町」と答えるほどで、吉賀町と一緒に育ち、この町のことを思っておられます。
そんな地域愛あふれる先生の今回の授業は「地域医療の課題と挑戦」というタイトルでした。授業の最後の質問コーナーでは10名以上の生徒から活発な質問がありました。ここで一部を紹介します。
医者にはどうしたらなれますか。という質問には、「まず、医学部に入ることですが、そこを目標にしたら実際医者になってからこんなはずじゃなかったと迷ってしまうので、医者になってから何をしたいかを目標にしてもらいたい」と。今サッカーワールドカップをやっていますが、「ワールドカップに出ることを目標にしないで、出て何をしたいかを目標にしてもらいたい」と話されており、生徒の皆さんも頷きながら聞いていました。また、どうして医者になったのか、という質問には、「小さい頃、吉賀町の住民の方々に洗脳された」と答えられ、会場に笑いが起こっていました。
そのほか、中学校時代の成績は?都会と田舎では薬が違うのか。年収はどれくらいか。六日市病院は医者が足りているのか。六日市病院の理想は。一番辛かったことは。などたくさんの質問を受けましたが、先生は1つ1つ丁寧に答えておられました。重冨雄哉先生は、今回の話しが、何か1つでも生徒さんにとって役に立てば幸いと後に話されておられました。
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